皆さまのレポートを拝見しました。2泊3日の共通体験を通じて、皆さまがいろいろなことに気づいたり学んだりしているので嬉しく思っています。
レポートを拝見していちばん感じたのは、学び方が上手になっているということです。
私は長年、企業での研修を担当してきました。
「研修」というと講師が何かを教える、研修生は講師から何かを教わる、というのが一般的な常識です。
企業人(社会人)として生きていく上で「教わり上手」も大事ですが、「学び上手」のほうがもっと大事だと思っています。ところが現代社会では「学び上手」になるための知恵の伝承が少なくなっているのではないか、というのが私の実感です。
「学び方」を体得すると日常生活の中でいろいろなことを学ぶことができますので、生涯、成長を続けることができます。
そこで企業人(社会人)が「学び上手」になるための学習方法として「五感研修」という方法を実践してきました。
最近は「五感研修」を通じて研修生自らが「学び方を学んでいる」と感じています。
「学び上手」になるために特に大切なことは「気づく力」と「感じる力」の二つをパワーアップさせることです。「五感研修」を体験すると潜在的に持っている、この二つの力が開発されていきます。
「五感研修」は都会ではなく地方で行うと効き目があるようです。
地方には「日本と日本人のよさ」がまだ残っています。地域で一隅を照らす活動している人に出会い、地域に伝わっている独自の文化に触れていくうちに、 日本人として誇りと自信を持つようになるという感想が寄せられています。
これからグローバル化の時代になればなるほど、日本と日本人のよさを世界に発信していきたいものです。
「五感研修」は地域の有志の方々の支援をいただきながら地域の文化を学びます。また「研修生の相互学習、切磋琢磨」という特性もあります。そのために「自己開示力」と「マナー」そして「学ぶ力と意欲」が不可欠です。
このことを意識しながら、皆さまと力を合わせて「五感研修」を育てていきたいと思っています。
「佐渡五感研修」は多くの方々のご尽力によって実現しました。佐渡農協、共済連新潟、イオン労働組合、加藤広文プロデューサー、現地でのイベントを支えてくださった有志の方々に支えられて思い出に残る研修会になりました。
心から御礼を申し上げます。
この小論はイオン労働組合が発行した「佐渡五感塾レポート」に寄稿したものです。